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ローギアスピニングリールは上級者におすすめ!?初心者にはおすすめ致しません!

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巻き取りスピードが最も遅いローギア。ハイギア全盛と言われる現代ですがわずかに残っています。今回はスピニングリールのローギアの使い方を紹介しますのでぜひ参考にしてください!

目次

ローギアのスピニングリール

シマノ・ダイワリールのローギアモデルにはアルファベット「P」の表記がされています。このPはパワーギアの略称のPで、ローギアなのに「L」ではありません。よくノーマルギアの事をローギアと言う方や書いてある記事を見かけますがこれは完全に間違いであり、ノーマルギアとパワーギアのリールは全くの別物となりますのでご注意ください。恐らくですがハイギアよりギア比が低い=ローギアだと思っているのでしょうが、ハイギアもローギアもノーマルギアを基準としてそれよりギア比が高いか低いかであり、その基準となるノーマルギアの存在を忘れてはいけません。

パワーギアのギア比は4.4~4.9程度ですが、これらのギア比に当てはまるモデルでもノーマルギア扱いになっているリールもあります。リールのサイズやスプール、ローターのサイズ次第でハンドル1回転あたりに巻き取れる長さは変わってくるので、ギア比よりも巻き取り量で表記を決めているのだと思いますが、初心者にはそこの判断は難しいでしょう。その場合は素直に表記に「P」が入っているか入っていないかで判断すれば良いです。経験を積めばハンドル1回転あたりの巻き取り量で自分の用途に合うか合わないか分かるようになります。

ローギアのスピニングリールの特徴

ローギアの特徴を簡単にまとめておきます。

  • 巻き取りスピードが遅い
  • 巻きが軽い
  • パワーが強い
  • ギアの耐久性が高い
  • レスポンスが良い

ローギアのスピニングリールの使い道

ローギアのスピニングリールはハイギアに比べるとラインナップが非常に少ないです。2023年現在、汎用スピニングリールだとシマノで4種、ダイワで2種しかありません。(釣種専用・SWリールを除く)それだけ使い道が少ないという事です。パワーが求められるSWリールとなるとラインナップは増えます。ローギアのスピニングリールは主に以下の3つです。

アジング・メバリング

アジングで釣ったアジ

パワーが必要なわけではありません。むしろアジングは釣りの中でもリールのパワーが必要ない釣りです。アジング・メバリングにおいてローギアに求められることはパワーではなく、巻きの軽さ・レスポンスの良さ・巻き取りスピードの遅さです。スッと巻き出せてピタッと止まる。リグを動かしすぎず、数㎝単位での調整が簡単に行える。これはローギアリールの大きなメリットです。

オフショアジギング

ライトジギングで釣れたワラサ

パワーが求められるジギングでもローギアリールは使用されます。ただし主流ではありません。ルアーの動くスピードが遅いと喰わないこともありますし、水深が深いと手返しも悪くなるのであくまでも2台目として考えるのが良いでしょう。

オフショアキャスティング

キハダマグロのキャスティングタックルと御蔵島

パワーが求められるオフショアのキャスティングにもローギアリールは使用されるようです。使用される「ようです」と書いているのは、1回もキャスティングに行くのにローギアリールを使っている方を見たことがないからです。釣具屋店員時代多くのお客様のリールの糸巻きをしましたがローギアモデルは記憶にありません。

おすすめのローギアリール

ヴァンキッシュ1000SSSPG(シマノ)

マニアックなアジンガーにおすすめの一台です。とにかく繊細なルアー操作を求める方に!「何かアジング用のリールが欲しいなぁ」という考えの方にはおすすめできません。1代前の19ヴァンキッシュ1000SSSPGは僕の愛用機です。

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ソアレC2000SSPG(シマノ)

アジング用にローギアリールが欲しいけどヴァンキッシュには手が届かないという方には良いでしょう。サブタックルとしてローギアリールを持っておきたい方にもオススメです。

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ローギアリールはマニアックな方向け

ローギアのリールはラインナップが少なく、使いどころは限られています。誰でも簡単に使える代物ではありませんがローギアにしか出来ないこともあるのでそれらを理解したうえで使えるなら大きな武器となるはずです。

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