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スピニングロッドにベイトリールはセッティング可能?注意点や装着方法についても解説

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現代では釣りのタックルがベイトタックル・スピニングタックルの2つに分かれています。そんな中でスピニングロッドにベイトリールはセッティングできるのか疑問に思った方もいるでしょう。「スピニングロッドのような柔らかさでベイトタックルを扱いたい」「ベイトロッドが自分のタックル欠けている」などの理由でどうしてもスピニングロッドとベイトリールを組み合わせたいと思う方もいるかもしれません。

ということで今回はそんなスピニングロッドにベイトリールをセッティングする際の注意点や対処法、兼用ロッドの存在まで細かく解説していきます。少しマニアックな内容ですが、急なアクシデントによってベイトロッドが使えない!ということも起こりえますので、今回の記事は頭の片隅に入れておくと良いでしょう!

目次

スピニングロッドの特徴

スピニングタックルを横から撮ったもの

スピニングロッドは通常スピニングリールと組み合わせます。グリップの下部にリールを付けて、ラインがロッドの下を通っていきます。基本的にロッドが柔らかい場合が多く、小さなルアーやワームを繊細に操るのにも長けているタックルだと言えるでしょう。

ベイトリールの特徴

20メタ二ウムを斜めから撮った写真

ベイトリールは通常ベイトロッドと組み合わせます。ベイトタックルの場合グリップの上部にリールをセッティングするため、ガイドが全て上向きに配置されています。基本的には重いルアーを扱いやすく、ロッド自体もかなり硬く仕上げられていることが多いです。また、ベイトタックルにはトリガーと呼ばれる出っ張りがあり、トリガーに指をかけることでキャストやロッドアクションが行いやすくなります。

スピニングロッドにベイトリールはセッティング可能?

スピニングロッドにベイトリールを付けた写真

スピニングロッドにベイトリールはセッティングすることができるのかという疑問ですが、結論から申し上げますとほとんどのロッド、リールはセッティングすることが可能になっています。しかしリールシートの形状やリールのサイズによってはセッティングできないこともあるので注意しましょう。

もちろんその組み合わせで快適に釣りができるか?と言われれば迷わず「ON!」と答えますが、一応釣りができるということは知っておいても良いかもしれませんね!しかしスピニングロッドにベイトリールを合わせることは様々なトラブルを生む原因にもなります。下記でどんなトラブルが発生するのかを見ていきましょう。

スピニングロッドにベイトリールを合わせた時の弊害

スピニングロッドにベイトリールを組み合わせて釣りをしようと考えている方は必ず以下のトラブルをチェックしておきましょう。

トリガーがないことによる不安定さ

スピニングとベイトのグリップの違い

スピニングロッドにはトリガーがありませんので手にグリップがフィットしにくく、キャストやアクションがしにくくなってしまいます。また、グリップに引っ掛かりがないため、キャスト中のバックラッシュや突然の魚のバイトでタックルが手から離れやすくなることにも注意が必要です。

対策として、ベイトリールを手のひら全体で覆うような持ち方にするのがおすすめです。3フィンガーグリップでタックルを持つようなイメージでロッドを握ってあげましょう!

疲労感が溜まりやすい

片瀬漁港のボードウォークは足場がよく、柵もあり、子連れでも比較的安全に釣りが楽しめます。

スピニングロッドを通常と逆向きで握っているわけですから当然持った時のフィット感はありません。そのため余分な力を入れて握らないといけなくなるため労感は溜まりやすくなります。また、スピニングロッドの凹凸と手のひらが変な形で擦れてしまうため、手を負傷しやすくなることも注意しておきましょう。こちらの問題点もグリップではなく、ベイトリールを手のひら全体で握ることである程度解消することができます。

破損の危険性

折れたスピニングロッド

スピニングロッドのガイドはベイトロッドのガイドよりも接着が弱く作られています。そのため、スピニングロッドを逆向きで使うことによってガイドにいつもとは異なる大きな負荷がかかるため破損しやすくなるのです。また、スピニングロッドを逆方向に強く曲げることによってロッド自体も折れやすくなってしまいます

対策としてはベイトリールのドラグ調整をいつもより弱めにかけることで、ロッドやガイドに負担をかけ過ぎずに魚とファイトすることができます。

バックラッシュのしやすさ

バックラッシュしたベイトリール

持ち手が安定しない事やロッドが曲がりすぎてしまうことでバックラッシュが多発することもスピニングロッドにベイトリールを装着するデメリットになります。そのためスピニングロッドはある程度硬さのあるモデルを選ぶようにしましょう!また、ベイトリールはいつもよりブレーキを強めにかけておくと大きなバックラッシュを抑えられて、スピニングロッドでも使いやすくなります。

スピニングロッドにベイトリールを合わせる際のロッド選び

スピニングロッドにベイトリールを合わせて使う際にはロッドの番手に気を遣うことも重要です。一体どんなところに気を付けてロッドを選べばよいのかを以下で説明していきます。

ロッドパワーが強いモデルを選ぶ

ロッドティップ

UL,Lといった柔らかいスピニングロッドをベイトリールに合わせてしまうとロッドが破損してしまう危険性が高まります。と言いますのもベイトリールはドラグをあまり出さず、強引に魚を寄せてくることも多いため、ロッドに大きな負荷が掛かかりやすくなってしまうからです。
そのためある程度ロッドパワーが強いモデルを選ぶようにしましょう。具体的にはML~MHの範囲でスピニングロッドを選ぶのがおすすめです!

頑丈なガイドが付いたモデルを選ぶ

KWガイド

スピニングロッドにベイトリールを合わせて釣りをする中で最も破損しやすい部分はガイドと言えます。そのためガイドが頑丈なスピニングロッドを選ぶことも重要なポイントとなってきます。

オススメとしてはガイドリングが3本のフレームで支えられているタイプのスピニングロッドです。主に振り出し竿に搭載されていますので気になる方はぜひチェックしてみてください。

スピニング・ベイトの兼用ロッドも存在する!

TRANSCENDENCE「DWARVE-XX」

スピニングロッドにベイトリールを合わせることは可能ですが、あまり推奨しないということをお伝えしてきました。しかしロッドの中にはスピニングリールとベイトリールを兼用で使えるモデルもいくつか存在しています。スピニングロッドでベイトリールを使う機会が多いという方はいっそのこと兼用ロッドを使ってみるのも一つの方法と言えるでしょう。

【トランスセンデンス】ドワーブxx

渓流釣りを軸として作られたロッドでスピニング・ベイトの両方が使いやすいグリップデザインに仕上げられています。また、グリップエンドはロングモデルとショートモデルの2つが用意されており、リールの種類やキャスティングのしやすさを考慮して簡単に変えることもできます。
渓流釣りやアジングといったライトゲームでの兼用ロッドはドワープがおすすめです!

【シマノ】ホリデーパック

エギングやジギングなどのルアーフィッシングからサビキ・ちょい投げといったエサ釣りまで幅広く対応することができるロッドになっています。スピニングリール・ベイトリールの両方を装着できるグリップデザインになっていますので、障害物が多い場所ではベイト,飛距離が欲しい時にはスピニングのように使い分けが可能です!

ロッドティップはバラシが少ないグラスソリッドが使われており、口の弱いアジやばらしやすいカワハギなどにもピッタリのロッドと言えるでしょう。


 

【Rose wood】カーボン釣り竿

スピニングロッドにもベイトロッドにも置き換わるパックロッドになります。一本のグリップに対して、スピニング用とベイト用に分かれた穂先が付属されているため、素早くタックルチェンジすることが可能です。お値段はネット通販で5,000円程度とお買い得なので、コスパの良い兼用ロッドが欲しいという方にもおすすめのロッドだと言えます!

スピニングロッドにベイトリールは細心の注意を!

釣れたバスを横から撮った写真

今回はスピニングロッドにベイトリールをセッティングする注意点や対策についてお話してきました。ほとんどのベイトリールは装着することができますが、様々な弊害があることも知っておいた方がよさそうですね。もしどうしてもスピニングロッドとベイトリールで釣りをする際には、細心の注意を払っていつもより慎重に扱いましょう!

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