釣りが上手い人ほど、持ち物を上手に整理出来ているものです。釣りとなると「あれもこれも」と様々なものを持って行きがちですが、殆ど使用することが無いですよね。この記事ではタックルなどの基本的な持ち物を除き、メバリングに必須な持ち物と、あると便利なアイテムを紹介していきます。メバリングの釣行前に是非チェックしてみてくださいね。
メバリングに必要な持ち物・あると便利な持ち物
ヘッドライト

夜釣りのマストアイテムですね。安いものだと数百円位で売っているものもありますが、電力の消耗が早かったり、明るさが足りない場合があります。夜釣りがメインのメバリングにおいては、足下が見えないと非常に危険なので、500ルーメン以上を基準に選択した方が良いです。また、電池式では無く充電式のものにしておくと、移動中の車内でも充電をすることが出来て便利です。
価格の割にとても明るく、長持ちです。私はヘッドライトは2つ常備するようにしているのですが、こちらのライトをサブライトとしてポケットに入れています。メインの充電が切れてしまっても安心です。
ライフジャケット

夜中は暗くて足下が非常に見えにくいので、ライフジャケットもマストアイテムです。足場が安定していても不意な突風に煽られてしまう可能性もあります。また、ライフジャケットにはケースが収納できる位のポケットが着いていると良いです。タックルボックスを持ち歩くのではなく、ポケットに全て収納する事で、非常に身軽にメバリングを楽しむ事が出来ます。
収納ポケットが沢山着いているので、いつもこれを着るだけで準備完了です。ショルダーのクッションが重さを分散してくれるので、釣具を沢山収納しても重さを感じません。メバリングだけで無く、ショアジギングでも愛用しています。

メバリング専用ケース

汎用性のあるケースでは無く、メバリング専用のケースを一つ購入する事をオススメします。メバリング用のケースには、ワームやプラグが綺麗に収まるだけで無く、バラつきやすいジグヘッドなどが分かりやすく収納出来ます。このケースには釣果実績のあるスタメン達を収納しましょう。控えの仕掛け達は汎用ケースに入れて、ライフジャケットにしまっておき、どうしても必要なタイミングで出します。このように優先順位の高い仕掛けとそうでない仕掛けを分ける事で、あれこれと考えずに効率良くメバリングをすることが可能となります。
この月下美人のケースは見た目もカッコイイので、所有欲も満たされます。
フィッシュグリップ

フィッシュグリップは、暴れるメバルを抑えるために必要です。メバルの背びれは非常に鋭利で、よく指に突き刺さります。また、フィッシュグリップで口を大きく開けることができるので、針を抜く時にも便利なアイテムです。
こちらはアルミ製でとても軽いのでオススメです。
フィッシュグリップ(ワニグリップ)

こちらの名称もフィッシュグリップと呼びますが、こちらはハサミのようなタイプです。メバルに直接触りたくないという方はこちらのアイテムがあると便利です。尚、このハサミが大きすぎるとも「ヌルッ」と抜けてしまうので、メバルには、全長20cmくらいのフィッシュグリップが丁度良いです。Amazonなどでは、「ワニグリップ」「魚バサミ」といったワードで調べると出てきます。
メジャー

メバルのリリースサイズは15cmとされています。成長速度の遅いメバルの生態系を守るためにも、持ち帰るメバルはしっかり選定をしましょう。また、予め15cmがどれくらいなのかを把握しておくと楽です。写真のように、私の場合は、人差し指と親指の付け根を90°にした時、それぞれの指の先端までの長さが丁度15cmくらいになると覚えています。
活かしバケツ

釣ったメバルをキープしておくための活かしバケツを準備すると良いです。オススメは、フタ付きの折り畳み式バケツです。ロープをくくりつけて海に着けておくので、常に新鮮な海水が循環し、メバルが弱るという事はありません。後からリリースができるようにするためにも、メバリングには持っておきたい道具です。
大手メーカーのかっこいいやつもありますが、すぐに汚れてしまうので、安価な物でも良いと思います。
ナイフ
メバルをお持ち帰りする際の血抜きや内臓処理に使います。より美味しくメバルを頂くためにも現地でやっておきたい作業です。ちなみに、取り出した内臓はしっかり持ち帰るようにしましょう。不法投棄になってしまいます。

糸くずワインダー

釣り場から糸くずのゴミが無くならないのは、ラインの反発力で上手くゴミ袋に収まらないからだと思っています。如何なる理由があっても釣り場を汚す事はあってはなりませんが、このアイテムがあると、簡単に糸くずを回収出来ます。使い方は簡単で、穴に糸くずの先端を差し込んで、クルクル回転をさせると、糸くずを綺麗に巻き取ってくれます。環境にも優しく、全釣りに汎用できる上に、非常に安価ですので、メバリングに関わらず、全ての釣りにオススメです。
アイマスク(めぐりズム)

一晩中メバリングをする方には必要ないですが、潮目のタイミングによっては休憩を取る方も多いと思います。私は車の中で仮眠をすることが多いのですが、その際にアイマスク(めぐりズム)があると快適な入眠に導いてくれます。冷気で冷えた目元が「ホッと」暖かくなり、とっても気持ちいいです。コンビニなどでも売っているので、車のグローブボックスにでも入れておくと良いでしょう。
ホイッスル

仮に海に落水してしまった場合、メバリングにおける適正海水温を考慮すると、1〜2時間以内に救助されないと低体温症で意識不明になります。夜の海は暗く、ライトも漏水してしまえば使い物になりません。もしもの事を考えて、ライフジャケットの肩くらいの位置に「ホイッスル」を付けておく事をオススメします。ほとんど体力を消費せずに、大きな音を出し続けることができるので、救助確率が大幅に上がるでしょう。
水温計

熟練のアングラーには無縁かもしれませんが、初心者において、その日のデータを記録として残しておく事は、釣果に繋がる大きなアドバンテージになると考えています。メバルと水温との関係性について明確に述べられた文献などはありませんが、それなりに傾向は見えるので、釣果をあげた際には水温の記録を付けておくと良いかもしれません。

メバリングは整理整頓が釣果を増やすコツ
以上がメバリングに必要、もしくはあると便利な持ち物です。必要なタイミングで必要なアイテムを素早く取り出せるという事は、適材適所でのプラグチェンジや、チャンスタイムでの高効率な釣りを実現します。もちろん、持ち物を増やし過ぎるのは本末転倒ですが、効率をあげるための物だったり、自分の命を守るためのアイテムは必須アイテムと言えるでしょう。今後のメバリングをより効率良くするためにも、一度持ち物の見直しをしてみては如何でしょうか?