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ボールベアリングとローラーベアリングって?リールに使われているベアリングを解説!

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リールに使われているベアリングにはボールベアリングとローラーベアリングがあります。カタログ表記では「ベアリング数 BB/ローラー 10/1」などと表記されています。これは一体何なのか分からない方が多いと思いますので今回解説したいと思います。

目次

ボールベアリング

スピニングリールからドライバーを使ってベアリングを外した様子

内部に玉(ボール)が入っているベアリングです。点で接触するため静かに、速く回転することが出来ます。リールに使われているボールベアリングにはいくつかの種類があります。

オープンタイプ

オープンタイプのベアリングは回転性能が高いのが強み

ダイワのスピニングリールにはオープンタイプのベアリングも入っています。オープンタイプのベアリングは回転性能が高いのが強みですが、異物が侵入するリスクが高いこととオイル・グリス類が飛びやすいことがデメリットです

シールドタイプ

シールドベアリング シマノのスピニングリールに入っているベアリングはほとんどがこのタイプ

シマノのスピニングリールに入っているベアリングはほとんどがこのタイプです。ベアリング表面にシールドがあるタイプで、外からのゴミの侵入を防ぐと同時に内部からグリスやオイルが流出するのを防ぎます。

シールタイプ

パッキンが付いたタイプのシールベアリング

パッキンが付いたタイプのベアリングです。ダイワのオフショアリールはバラしたことがないので分かりませんが、シマノのSW機には一部シールドタイプのベアリングが搭載されています。他2種と比べると回転性能は劣りますが初期性能を維持する能力が高いです。

ローラーベアリング

シマノ ローラーベアリング

内部にコロが入っているベアリングです。面で接触するためボールベアリングより安定感があり、大きな力にも耐えられます。

ローラークラッチ=ローラーベアリング

14~17シマノローラークラッチ

リールに入っているローラーベアリングとはローラークラッチの事です。ローラークラッチはシンプルなローラーベアリングとは違い、回転を滑らかにする以外の役割もありますが、リールにおいてはローラークラッチ=ローラーベアリングです。ローラークラッチにはバネが内蔵されていたり、コロを収納するパーツに突起があったりと少し複雑な構造です。ローラークラッチにはリールの逆転を防止する役割があるので、リールが逆転するトラブルが起こったときはローラークラッチが原因です。

ローラーベアリングがないリール

ハイパーフォース レバーブレーキリールにはローラーベアリングがない

レバーブレーキリールや一部のチヌ用落とし込みリールにはローラーベアリングが入っていません。レバーブレーキリールはブレーキを使ってリールを逆転させる・止めると言った特殊な構造であるからです。またチヌの落とし込みリールはそもそも逆転という概念がないものもあるので、逆転を防止するローラークラッチ、つまりローラーベアリングは搭載されていません。

より詳しく知りたい方は

ベアリングについてより詳しく知りたい方はベアリングメーカーNTNのHPも覗いてみてください。ベアリングに関する様々な情報が分かりやすく解説されているので勉強になりますよ!

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