ミドストは、ハイプレッシャーフィールドや厳寒期などタフなシチュエーションで活躍する釣法です。綺麗なロールによって中層を漂う小魚を演出してくれます。
今回はそんなミドストの正しいやり方・動かし方について解説していきます。「ミドストのアクションが苦手!」「うまくロールしない!」という方はぜひ今回の記事をもとに正しいミドストのやり方をマスターしてみてください。
ミドストとは?

ミドストとは、「ミッドストローリング(Mid Strolling)」の略称で、バス釣りで使われるテクニックです。フィッシュ系ワームを軽量なジグヘッドにセットし、ロッドをシェイクしながらコントロールすることで、ワームを中層でふわふわとロールさせ、ベイトフィッシュのように見せかけます。
ブラックバスに対してスローかつナチュラルにアプローチできるため、ハイプレッシャーフィールドや厳寒期にも最適な釣法と言えるでしょう。
ミドストのやり方・動かし方

ミドストのやり方は、一定のレンジをシェイクしながらスローに巻くのが一般的です。一定リズムのシェイクによってワームが左右に揺れて綺麗なロールを生み出します。
ミドストはレンジコントロールやロールアクションが難しいため、タックルやアングラーの腕によって釣果が分かれることも少なくありません。
ミドストを綺麗に動かすコツ

ミドストを綺麗に動かすためのコツは以下の3つです。
- ラインを張りすぎないように意識する
- 一定のリズムでシェイクを続ける
- ロールしやすいワームを選ぶ
ミドストのやり方と合わせておさえておきましょう!
①:ラインを張りすぎないように意識する
ミドストでは、ラインをハリ過ぎた状態でアクションすると綺麗なロールが作れません。必ず、ラインをたるませた状態でラインを波打たせるようにシェイクするように意識しましょう。
たるんだラインを叩くようなイメージでアクションさせると綺麗なロールを生み出せます。
②:一定のリズムでシェイクを続ける
ミドストワームを綺麗に動かすためには、一定のリズムでシェイクを続けることが重要です。シェイクの中に強弱があると綺麗なロールを生み出せない点に注意しましょう!
③:ロールしやすいワームを選ぶ

ミドストを綺麗に動かすためにはロールアクションが出しやすいワームを選ぶことも重要です。近年ではミドストに特化した専用ワームも多く存在するので、ミドストアクションが苦手な方はワーム選びにこだわりましょう。
おすすめワーム①:フィッシュローラー
フィッシュローラーは、レイドジャパンからリリースされたミドスト・ホバスト専用ワームです。ボディ表面が平たく作られているため誰でも簡単にローリングアクションが出しやすくなっています。
また、カラーの中にはフィッシュスキンと呼ばれる魚皮に近いリアルカラーも販売されているため気難しいバスでも口を使わせやすく、ハイプレッシャーフィールドにもおすすめのミドストワームと言えるでしょう。
ぜひミドストアクションが苦手という方はフィッシュローラーから始めてみてください。
おすすめワーム②:ドリフトフライ
ドリフトフライはジャッカルがリリースしたロールアクション特化のリアルフィッシュ系ワームです。ワーム素材であるにも関わらず、ヘッドにはリップが付けられることで移動距離を抑えたロールアクションが可能です。
また、リップの抵抗によってレンジコントロールしやすく、ミドスト独特の使用感の無さを改善してくれています。
おすすめワーム③:ヴィローラ
ヴィローラは中空ボディを採用し、ミドストやホバストのロールアクションを生み出しやすく設計されたリアルフィッシュ系ワームです。中空ボディにすることで、ミドストやホバストだけでなく、I字引きや瀕死リグなどの水面でのアプローチにも効果的となっています。
サイズ展開は2.8inch〜6inchまでと幅広く、フィールドに合わせた使い分けが可能です!
ミドストに最適なタックルセッティング
これまでミドストのやり方やコツについて解説してきましたが、綺麗なロールを生み出すためには使用するタックルセッティングも重要です。
以下ではミドストに最適なタックルについて「ロッド・リール・ライン」の3つに分けて解説します。
ロッド

ミドストはある程度ハリのあるロッドとの相性が良いです。柔らかすぎるロッドだとシェイクした際にうまく力を伝えられずきれいなロールアクションができません。
そのため、ミドストにはあまり柔らかすぎないL~MLのロッドを選びましょう!
リール

ミドストには、バス釣りで一般的に使われる2000〜3000番のスピニングリールを使うようにしましょう。ギア比については、ラインスラッグを回収しやすいハイギアのリールが最適です。
また、長時間シェイクを続けるため軽量を売りにしたリールだとなおおすすめと言えるでしょう!
ライン

ミドストにはフロロカーボンの4~5lbを使いましょう。より飛距離を重視したい場合は、PEラインの0.4〜0.6号を使ってみてください。
ミドストのやり方・動かし方|まとめ

今回はミドストのやり方について詳しく解説してきました。ミドストは、ハイプレッシャーフィールドや厳寒期などのタフなフィールドでもバスを引き寄せる『食わせ能力』が魅力です。
ぜひ今回の記事をもとにミドストのやり方をマスターしてみてください!






