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バグアンツのおすすめカラー6つをアイナメの熟練アングラーが解説

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バグアンツといえば北海道・東北のロックフィッシュシーンに欠かせない人気ワームの1つです。私もアイナメを狙う際はシーズンを問わず活躍するエースワームとして常にタックルケースに複数のカラーを用意しています。

そんなバグアンツですが、現行モデルだけでも30色以上のカラーがラインナップされているため、購入する際にどのカラーを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?私も、ロックフィッシュをはじめた当初は釣り具店で気になるカラーをひたすら物色して買っていましたが、釣果があがりにくいカラーはタックルケースの肥やしになってしまうこともありました。

今回はバグアンツのおすすめカラーを北海道と東北のアングラーに徹底取材。ロックフィッシュのターゲットとして人気の高いアイナメに対して、カラーの使い分けや活躍するシチュエーション、シーズンなどを紹介していきます。豊富なカラーの中からエキスパートはどんなカラーをチョイスするのか注目です!

目次

バグアンツのインプレ取材に協力してもらったアングラー

今回の取材に協力していただいたバグアンツを日頃からロックフィッシュに取り入れて釣りを楽しんでいるアングラーを紹介します。

マルキューのエコギア愛用者で超人気アングラー「hirokiさん」

ランカーアイナメの釣果実績多数「hirokiさん」

室蘭を中心に様々なメディアの釣行取材に同行する北海道の超人気アングラー。ロックフィッシュ用ワームの中でもマルキューから展開されているエコギアのワームを特に愛用しており、バグアンツはhirokiさんのエースワームの1つです。釣り場でアングラーとの交流にも力をいれており、フィールドで顔を合わせた際はバグアンツを使ったテクニックをわかりやすく解説してくれます。

バグアンツ廃盤カラー収集家の顔も持つ知識豊富な「tomoさん」

ロックフィッシュアングラーの工藤さん

東北を中心にアイナメやソイを狙った釣りを展開するアングラー。東北での釣りだけには飽き足らず、函館、噴火湾、室蘭などの北海道のフィールドにも足を運ぶロックフィッシュ狂。バグアンツについては廃盤カラーを含めて多くのカラーを収集するマニアックな一面もあります。今回の取材ではそれぞれのカラーの特徴を含めて様々な話を聞くことができました。

現役高校生で若手注目株の「菊地さん」

ロックフィッシュアングラーの菊地さん

高校生ながらロックフィッシュトーナメントでたくさんの入賞経験がある若手の実力派。地元の漁港でシーズンに合わせてアイナメの釣果を上げており、バグアンツを使う際もシーズンや活性を意識してカラーを選んでいます。今回の取材で取り上げたカラーの多くを実釣で使い分けている大人顔負けの腕前です。

バグアンツのカラーは6種類のカラーに分けられる!?

バグアンツのケース。様々なカラーのライナップが揃っている。

バグアンツは30種類を超える豊富なカラーバリエーションがラインナップされていますが、バグアンツのカラーを実釣の中で研究するtomoさんは大きく分けて6種類に分けられると言っていました。ここではまずバグアンツのカラーで実績の高いカラーを6種類に分け、それぞれの特徴について解説していきます。

魚に違和感を与えにくい「ナチュラルカラー」

魅惑のパープルカモで釣ったチビアイナメ

今回の取材の中でも、特に使用頻度の高かった「ハイプレッシャーマジック」や「魅惑パープルカモ」などの「ナチュラルカラー」。魚に違和感を与えにくいため、バグアンツ2inchと組み合わせることで抜群の食わせ力を発揮します。アイナメが食いを渋るメジャーフィールドや活性の低い状況などで積極的に使いたいカラーです。使えるシチュエーションを選びにくいカラーでもあるため、はじめてバグアンツを購入する方にもおすすめのカラーです。

「ナチュラルカラー」の主なカラー

豊富なラインナップが魅力の「ハイアピールカラー」

ハイアピールカラーで釣ったアイナメ

バグアンツの中でも特に、ラインナップが豊富な「ハイアピールカラー」。その名の通り魚に対してしっかりとワームを視認させたいシチュエーションで大きな力を発揮します。「ハイアピールカラー」の中でも「ウォーターメロンバグ」や「グリーングロスオイル」などのカラーは一見アピール力のあるカラーには見えませんが、水中に落とし込むと見え方が豹変し艶やかなスーパーアピールカラーとして魚に対してアピールします。特に、スポーニング時期のアイナメには「ウォーターメロンバグ」の絶妙なアピール力が効果的で、このカラーでしか口を使わないシチュエーションも珍しくありません。

「ハイアピールカラー」の主なカラー

濁りに効果的な「ソリッドカラー」

ソリッドカラーで釣ったアイナメ

バグアンツのラインナップはアピール、ナチュラル問わずクリアベースのカラーが多い傾向があります。そんなカラーの中で絶対に用意したいカラーが「ソリッドカラー」です。「ボトムバーサタイル」や「スパークルチェリーブランデー」などの「ソリッドカラー」はワームのシルエットを強調させる効果を期待できるため、水が濁っているようなシチュエーションで大きな力を発揮します。「ハイアピールカラー」でも魚の反応が出にくい時には「ソリッドカラー」を使ってみましょう。

「ソリッドカラー」の主なカラー

冬シーズンに活躍する「クリアカラー」

クリアカラーで釣ったアイナメ

北海道や東北ではロックフィッシュのオフシーズンとされる1月。実は、秋に産卵を終えた大型のアイナメをオカッパリから狙うことができる貴重な時期でもあります。この時期の海は漁港の生命感も感じられないクリアな水色となるため、通常のワームではなかなかアイナメは口を使いません。そんな時に活躍するのが水馴染みの良い「クリアカラー」。特に「ロックベイトシナモン」は北海道のロックフィッシュシーンを牽引する三上顕太プロが考案した、アイナメ狙いに欠かすことのできない「クリアカラー」の人気モデルです。活性の低い冬のモンスターアイナメの口を使わせたい方はこのカラーを用意しましょう。

「クリアカラー」の主なカラー

素材感にもこだわった「フロートマテリアル」

アボカドチャートハーフフロートで釣ったアイナメ

バグアンツのカラーラインナップの中には使用している素材に変化をつけた「フロートマテリアル」のアイテムが存在します。「フロートマテリアル」モデルは海の中のわずかな潮の流れでも、浮力を活かした絶妙なアクションでアピールでき、食いが渋い魚のスイッチをいれるなどの様々な効果を期待できます。単純なカラーの違いだけでなく、カラー選びの際にマテリアルの違いに注目することで、さらに釣果をアップさせることができます。

「フロートマテリアル」の主なカラー

夜釣りでも好評の人の目に見えない「紫外線カラー」

バグアンツ北陸UVパープル

ロックフィッシュなどの海に生息する魚は、人間より優れた目を持つと言われており、紫外線を認識できるとの研究結果もあります。UVカラーはそんな紫外線の力を借りた特別なカラー。日光が届かないディープエリアはもちろん、海藻で生い茂った昆布ジャングルや暗いケーソンの穴の中でも魚に対してアピールできます。ロックフィッシュシーンでは古くからグロー系カラーが夜釣りや日光の届かないエリアの攻略で人気を集めていましたが、アイナメなどを狙ったデイゲームではUVカラーにも注目が必要です。

バグアンツUVパープルに紫外線ライト当ててみた

写真はバグアンツ「北陸UVパープル」に紫外線ライトを当てた様子です。肉眼ではわからない紫外線の効果で魚に対してアピールします。

「紫外線カラー」の主なカラー

ロックフィッシュのエキスパートアングラーおすすめカラー

堤防で釣りをしているロックフィッシャー

ここでは、北海道・東北でロックフィッシュを楽しむエキスパートアングラーがおすすめするカラーを紹介します。それぞれのカラーによって効果的なシーズンやフィールドなども異なるため、お気に入りのカラー選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

秋や朝夕まずめは「ソフトシュリンプ」

hirokiさんがおすすめする「ソフトシュリンプ」。キジハタをターゲットとしたカラーとしてラインナップされていますが、アイナメをターゲットにする際にも大きな効果を発揮します。特に食いが渋る秋のスポーニングシーズンの反応が良く、水質がクリアな日の朝夕まずめなど、アイナメがベイトを積極的に捕食するタイミングにおすすめです。

hirokiさんの使い方

hirokiさんがキャッチしたアイナメ

hirokiさんはスポーニング時期のシビアなアイナメのバイトをしっかりとキャッチするために、17.5g〜21g前後のジャングルジム ビフテキリグを快適に扱える7ft台のスピニングロッドのセッティングが定番です。食わせの間を意識したスローなアプローチでスポーニングが絡んだグッドコンディションのアイナメをゲットしています。

タックル情報

アイナメが口を使いにくいときは「タフタイムカモ2」

hirokiさんをはじめとする多くのアングラーがおすすめカラーとして選んだ「タフタイムカモ2」。北海道のロックフィッシュシーンで古くから人気を集めていた「アボカドハーフフロート」をリニューアルしたカラーで、色の濃いカラーと「フロートマテリアル」が合わさった絶妙なアイテムです。オールシーズンで効果を発揮するカラーですが、特に夏枯れや水質が悪く、魚が口を使いにくいシチュエーションでも「ソリッドカラー」と「フロートマテリアル」のナチュラルなアクションでアイナメに対してアピールします。

hirokiさんの使い方

タフタイムカモで釣ったアイナメ

9ft前後のロングロッドに35gなどのヘビーシンカーを合わせたセッティングでディープエリアを攻略する際にも効果的で、ロックフィッシュの定番である大きな縦のリフト&フォールではなく、横にワームをスライドさせ低いカーブフォールでランカーアイナメを数多くキャッチしています。

タックル情報

春秋で虫などを捕食しているときに「ボトムバーサタイル」

菊地さんが真っ先におすすめカラーとして選んでくれた「ボトムバーサタイル」。バグアンツのカラーの中では、トーナメントでの釣りを想定した玄人好みの「ソリッドカラー」です。菊地さんは雪溶けやシーズンの進行に伴う濁りが発生する4〜5月後半に積極的に使うカラー。越冬したアイナメが虫などの小型のベイトを捕食するシチュエーションを想定して使っています。これは春シーズンに限らずアイナメがベイトフィッシュを追わずに甲殻類や虫などを捕食する9〜11月までの時期にも活躍します。

菊地さんの使い方

ボトムバーサタイルで釣ったアイナメ

ロッドにはロックフィッシュロッドとしてはやや柔らかい7ftのLクラスにやや軽めの14gのジャングルジム ビーンズシンカーを使います。ティップが柔らかく食い込ませやすいロッドを使うことで食いが渋いアイナメのショートバイトをしっかりとフッキングに導くことができます。

タックル情報

5~11月甲殻類等を追っているなら「ウォーターメロンバグ」

三上顕太プロが監修する超人気カラーの1つ「ウォーターメロンバグ」。産卵期のオスのアイナメに対して威嚇させるバイトを使わせるための「ハイアピールカラー」ですが、菊地さんの中ではアイナメがシーズンインを迎える5〜11月まで常に1軍として活躍する大鉄板カラーです。水質はやや濁っている状況からクリアウォーターまで幅広く活躍し、甲殻類はもちろん、ベイトフィッシュを積極的に追いかけるアイナメにも効果的です。今回の取材では菊地さんだけでなく、hirokiさんやtomoさんも1軍カラーとしてタックルケースに常備している万能カラーの1つでした。

菊地さんの使い方

ウォーターメロンバグで釣ったアイナメ

様々なシチュエーションで活躍するカラーであるため、漁港でのロックフィッシュでは定番の14〜21g前後の釣りはもちろん、10g以下の軽めのシンカーを使った壁際の釣りにも効果的です。菊地さんは8ftクラスのスピニングロッドに35gなどの重めのシンカーを合わせることで、遠投先のアイナメに早い動きでリアクションバイトを引き出す釣り方にも積極的に使っています。

タックル情報

タフなフィールドで活性が低いときに「魅惑パープルカモ」

tomoさんの定番カラーとして真っ先に名前があがった「魅惑パープルカモ」。東北の最先端を走る佐々木俊プロが監修し、ロックフィッシュはもちろんバスフィッシング用ワームでも人気を集めているスカッパノンとジュンバグの2種類のカラーを組み合わせた究極の食わせカラーです。シーズンや水質を問わず活躍することから、使うシチュエーションは選びにくいですが、tomoさんは「ナチュラルカラー」ならではの食わせ力を活かし、タフなフィールドの低活性なアイナメを攻略する際に積極的に使っています。

tomoさんの使い方

工藤さんが釣ったアイナメ

tomoさんの中では5g〜14gまでの軽めのテキサスリグにバグアンツ2incを合わせるライトテキサスがもっとも定番。またサイズ感の大きいバグアンツ3incを使うことでスレ枯らしたフィールドのランカーサイズを狙った釣りを展開する際にもおすすめです。バグアンツのサイズの使い分けについてはこちらの記事も参考にしてください。

タックル情報

濁りやすい5,6月に「北陸レッドプラム」

キジハタ用として販売されている「北陸レッドプラム」。「ソリッドカラー」としてリリースされている「スパークルチェリーブランデー」と似たカラーですが、ラメの強さが異なるため濁りが入りやすい5、6月のシーズンに多用するtomoさんの秘密兵器です。ハイアピールかつワームのシルエットを強調することができるため、サイズ感の小さい2incでも大型の釣果実績があります。

tomoさんと菊地さんの使い方

北陸レッドプラムで釣ったアイナメ

tomoさんは「魅惑パープルカモ」と同じく5g〜14gまでのライトリグの釣りで使いますが、菊地さんは35gのジャングルジム ビフテキリグを使った遠投で50cmを超えるランカーアイナメをキャッチしており、軽いリグの繊細な釣りから、重いリグの強い釣りまで様々なタックルで活躍するカラーです。

タックル情報①
タックル情報②

意外とあなどれない「チヌ職人」・「カサゴ職人」

バグアンツのチヌ職人

バグアンツには2incモデルにのみチヌやカサゴをターゲットにした「職人シリーズ」が販売されています。通常のロックフィッシュシリーズとサイズ感やディテールは変わりませんが、それぞれオリジナルカラーが用意されておりアイナメに対しても抜群の効果を発揮します。通常のバグアンツに比べると釣り具店では取扱の無い店舗もありますが、皆が使っている定番カラーを避けて釣りを展開したい方にはおすすめのシリーズです。

水質がクリアなときに「テナガシュリンプ」

水質がクリアでアイナメの活性が低いシチュエーションで活躍する「テナガシュリンプ」。水馴染みの良い「ロックベイトシナモン」に近いクリア系カラーとなっており、ライトリグを使ったスローな釣りに効果的です。

濁りのきついときに「プラムスモールグリーン」

ハイアピール系カラーとしてリリースされている、「プラムスモールグリーン」。「テナガシュリンプ」とは真逆の濁りのきついシチュエーションで活躍するカラーで、水深のあるエリアやストラクチャーの少ないフラットなエリアでアイナメに対してしっかりとアピールしたい状況におすすめです。

バグアンツのカラーを綺麗に分けられるケースを紹介

VERSUSから販売されているVS-806

バグアンツはそれぞれのシチュエーションに合わせて6色以上の豊富なカラーを持ち歩くアングラーがほとんどです。私は元々パッケージ毎にそれぞれのカラーをタックルバッグに収納していましたが、パッケージが嵩張ることから専用のケースを使用するようになりました。

ワームのサイズに合わせて仕切られる「VERSUS VS-806」

バグアンツ専用のケースの収納例

バグアンツなどを収納するケースはそれぞれが仕切りで区切られているケースを使用することでワームの色移りを防ぐ効果もあります。VERSUSから販売されているVS-806はワームのサイズに合わせて仕切りを自由にカスタムできるため、バグアンツの収納にはぴったりです。私は8色のバグアンツ2incをこちらのケースで収納しています。

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バグアンツの廃盤カラー?

廃盤になったバグアンツ

バグアンツにはメーカーで廃盤になったカラーの中にも多くの人気カラーが存在します。tomoさんはバグアンツの廃盤カラーを収集するコレクター的な一面もあります。写真は廃盤になったワームの中でも特に人気の高いカラー。主に中古釣具店やネットオークションなどで入手しています。バグアンツのカラーの中には現在市場には出回らない貴重なカラーも多く存在しており、アングラーの中にはクリア系カラーを自分で着色しオリジナルカラーや廃盤カラーの再現をする方もいます。

アイナメの状況別バグアンツおすすめカラー早見表

今回紹介したバグアンツのおすすめカラーを早見表で紹介します。

おすすめカラー 推奨するシチュエーション
ソフトシュリンプ アイナメが餌を捕食する朝マズメや夕マズメ
タフタイムカモ2 アイナメが口を使いにくいスレたフィールド
ボトムバーサタイル 虫などの小型のベイトを捕食しているアイナメ
ウォーターメロンバグ 甲殻類やベイトフィッシュを積極的に追いかけるアイナメ
魅惑パープルカモ タフなフィールドの低活性なアイナメ
北陸レッドプラム 濁りが入りやすい5月・6月
テナガシュリンプ(チヌ職人) 水質がクリアでアイナメの活性が低い
プラムスモールグリーン(チヌ職人) 水深のあるエリアやストラクチャーの少ないフラットなエリア

バグアンツの自分だけの鉄板カラーを見つけてみよう!

バグアンツとワールドシャウラ

バグアンツは現行品だけでも30種類のカラーが販売されており、「職人シリーズ」や廃盤カラーなどを含めるとそのラインナップは50色を超えます。今回の取材では「魅惑のパープルカモ」、「ウォーターメロンバグ」、「タフタイムカモ2」など、ほぼ、すべてのアングラーがイチオシするカラーもありましたが、それぞれのアングラーによって使用頻度が異なるカラーも多数ありました。どんなカラーを買えば良いか悩んでいる人は今回のカラー紹介を参考にしながら、自分なりのシチュエーションに合わせたカラー選びをしていくことで、自分だけのバグアンツの鉄板カラーを見つけることができます。

マナーを守った大人のルアーフィッシング

漁港などでルアーフィッシングを楽しむ方は必ず安全のためにライフジャケットを着用しましょう。立ち入り禁止区域や漁業の邪魔になるエリアでの釣りは避け、マナーを守った釣りを徹底しましょう。ロックフィッシュが楽しめる貴重なフィールドを減らさないためにも釣り人の小さな心がけは大切です。

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